なぜ、ドロンコなのでしょうか?
ドロンコと美容・・・・・ちょっと意外なとりあわせです。
しかも洗顔料からマッサージ料、パック剤など多目的な用途に使われて
いるとなると、
ますますその実態がつかみにくいのではないでしょうか。
ドロンコ・・・・・すなわちクレーとはいったいどんなものなのでしょう。

カオリン吸着のメカニズム

非常に多孔性(表面に隙間のたくさんある)クレーのため物理的に吸着する

    小粒でもいろいろ、クレーの仲間達。
クレーにもいろいろなものがありますが、化粧品に使用されるものは、主にカオリン、ベントナイト、海泥です。どれもながい年月、地中に眠っている間に化学変化を起こしてできた希少なもので、良質なものを厳選すると、さらに限られた場所でしか採取できません。ひとつひとつの粒子の大きさは、カオリンとベントナイトが約2ミクロン。海泥が約20〜30ミクロン。1ミクロンが1/1000mmですから、非常にきめが細かい事がわかります。
      クレーにはこんな性質があります。
クレーは肉眼ではとても見えない微粒子で、しかも複雑な構造をしています。カオリンや海泥は多孔性といって、粒子の表面に多くの隙間を持っています。その隙間の大きさは、表面積の合計が、1gのカオリンで3u、スプーン1杯分では畳数枚分に相当するほど。この隙間に、毛穴のよごれ、余分な皮脂を取り込んで、洗浄力を発揮するのです。また、海泥には多くの種類のミネラルが含まれているので、体によい活性化ミネラルを肌の深部まで浸透させると同時に、ミクロレベルでマッサージ効果を与える働きがあるといわれています。これは海泥に遠赤外線を放射するものがあり、それが血行をよくし活性化を促すからです。

海泥成分からの遠赤外線放射

肌表面細菌の洗浄効果比較

 

一方ベントナイトは、ミルフィーユのような層状になっていて、この層の間に汚れを取り込む仕組みになっています。また8〜14倍もの水を保持しジェル状になる性質もあります。こうして、肌に必要な栄養分や水分が自然に補給でき、汚れを落としながら保湿の役割もはたしているのです。 

 目で見るクレーの力試し。
それでは実際に、クレーパワーがどんなものなのか実験してみましょう
。まず実験用の濃縮汚水を用意します。この汚れは工場の煙や車の排気ガスとほぼ同様の汚れの成分が入ったものです。(写真1)。カオリンクレーの粉末をティースプーン1〜2杯を入れてよくかき混ぜます(写真2)。カオリンクレーが汚れを吸着しはじめました(写真3)。汚れ成分はクレーに吸着され、沈殿します(写真4)。黒かった水は、ほぼ透明に浄化されました(写真5)。

ベントナイトのメカニズム

カオリンが粒子の隙間にしっかり汚れを吸着している事が、これでよくわかります。また、合成系洗顔料と比較しても、ドロンコ洗顔料がいかに優れているか、比較実験の結果にもよく表れています。

クレーには美しい肌をつくる天性の素質がある。
このようにしてクレーは、吸着・洗浄作用や保湿作用・ミネラル作用と、それぞれの特性を 
組み合わせて配合することにより洗顔料やパック剤などの各用途に利用されているのです。